やりたくないことメモ📝
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ずっと前からやりたかったワインショップを始めるにあたり
”やりやくない”ことメモ
1. まぎらわしい、大げさなワインの説明
2.品質に合わない高すぎる価格での販売
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1. まぎらわしい、大げさなワインの説明はしません
ワインを選ぶとき、説明がやたらと長くて、どんなワインかわからない…そんな経験はありませんか?
例えば、こんなの
- そのワインの造り手の親戚のおじさんの過去の功績
- 何十年も前の評論家の高得点
- この畑の隣の隣が有名畑
- お手頃なワインについて、同じワイナリーの上級ワインの高評価を訴えている。 それはそれ、これはこれです。
- 細かすぎる味の表現(食べたことのない果物の例えなど)
- 醸造について、細かく記載
もちろん、ワインの背景やストーリーは大切。
ですが、それを語りすぎて、結局わかりにくくなるのは避けたい。
シンプルでわかりやすい説明を心がけます。
2. 過剰に高価格のワインは扱いません
~ ある輸入業者のワイン価格全般が値上げした時のこと ~
急に、過剰と思える値上げ幅を感じました。
輸入元と、それについて話し合いました。
その輸入元さんは、「需要と供給で価格が決まるから値上げは妥当だ」と言い切りました。
その考え方だけで、値上げ事情を収めようと聞こえました。
納得いきません。
それらを仕入れて、当店のお客様に、その価格でオススメする気にはなれません。
はたして、それを飲んだ後に、納得できるでしょうか。
値上げの背景として、円安や原油高、生産者の値上げ、戦争による航路変更などが影響していることは理解できます。
しかし、「需要と供給」だけでは価格高騰を説明しきれない部分もあります。
例えば、特定のワインが「希少だから高く売れる」という考え方だけで値段をつり上げられるケースがあります。これは、「それでも買う人はいるから」という理由で、実際の品質や価値以上の価格を設定しているとも言えます。
「高くても売れるから高くする」という発想で値段を引き上げた商品を、お客様にお勧めすることはできません。
ワインは、その味わいを楽しむだけでなく、生産者の仕事や情熱に敬意を払い、遠い産地から手元に無事に届いたことに感謝しながら楽しむものだと考えます。そして、価格が妥当であることも大切な要素だと考えています。
だから、当店では「値段と品質が見合わない」と感じるワインは取り扱いません。