『ヘビー級』

・飲みごたえあります。

　ただ重いだけではなく、グラスから立ち上るかぐわしさ

　カドのないタンニン

　渋味と他の要素のバランスが取れているので、わずかな甘みが目立つこともない

　複雑ながら、まとまっている完成度

　1つ前のヴィンテージ（2019年）は、もっと荒い印象でしたが、コレはワイルド感が目立ちません。　

・ビンも重い。これより重いビンはありません。重くて黒いから、空になったかどうか、わかりにくい。

『早いの』

　F1のシューマッハが、自分のレストラン用にまとめて買い付けるというエピソードを、あるお客様にお話したことがあります。

　それ以来、このワインをオーダーする時に「早いの、ちょうだい！」

『輸入元資料より』

ワイン評論家ヒュー　ジョンソンの一言から生まれました。「最高」を求め造りあげた至極のワイン。

ファンティーニ　グループを訪れたヒュー　ジョンソンの「イタリアには700を超える土着品種があるのに、何故それで偉大なワインを造らないんだ！？」という一言から生まれました。エディツイオーネは「（書籍などの）版」、チンクエ　アウトークトニは「5種類の土着の葡萄品種」の意味。標高500ｍの40年樹齢のアブルッツォの畑から、樹齢が120年近いプーリアのサーヴァ村にある畑に至るまで、ユニークで、樹齢が古く、高品質の葡萄が出来る畑を選択。契約する畑は30,000haありますが、エディツイオーネのために選ばれた畑は僅か7haでした。プーリアは鉄分を多く含んだ赤い砂質土壌で、フィロキセラの影響を受けにくいため古い樹が残っています。プリミティーヴォは、生った実を2～3ヶ月樹の上で乾燥させています。5種類の葡萄は別々に醸造、熟成させます。丁寧に除梗します。発酵とマセラシオンは25日間、ステンレスタンクで行います。マロラクティック発酵はセガン　モローのバリックの新樽（アメリカンオーク60％、フレンチオーク40％）で行い、12ヶ月熟成後さらに12ヶ月瓶熟。サクランボやプラム、熟したブラックカラントの香り、タバコ、香ばしいトーストの香り。ベルベットのように滑らかなタンニン、バニラとチョコレートのスパイシーな風味があります。2州の葡萄を使っているため公式にはヴィンテージ表示は出来ず、代わりにエディションナンバーを付けています。

生産者名    ファンティーニ（ファルネーゼ）
生産者名（原語）    Fantini

国    イタリア
等級    Vino
地域    アブルッツォ、プーリア
葡萄品種    モンテプルチャーノ33%、プリミティーヴォ30%、サンジョヴェーゼ25%、ネグロアマーロ7%、マルヴァジア ネーラ5%
飲み口    フルボディ
熟成    バリック（新樽）12ヶ月、瓶で12ヶ月
アルコール度数    14.50